2015年2月2日月曜日

2月2日 過酷な移動 ダンブッラへ

本来さくらとは早朝の空港、または私と父の泊まるホテルで待ち合わせをする予定だった。
さくらが遅れるそうなので、父と二人ではじめの目的地ダンブッラヘ向かうことに。

しかし、これが大変だった・・・。

一言で言えば、スリランカはまだまだ観光立国としては未熟・・・。
(しかし、それがこの国の魅力の一つかも・・・。)

まず、情報として空港近くのバスターミナルからは、目的地であるダンブッラへの直通のバスはないので、クルネーガラという町まで行き、そこでダンブッラまでのバスに乗り継ぐ必要がある。
さくら情報だけ聞けば、そんなに難しいことではない。
しかし、違ったのよ・・・。

朝空港近くのバスターミナルまでトゥクトゥクに乗って行ってみたら・・・、まずバス停というものがない。バスがだだだーっと並んでいるが、どれがどこ行きのバスか、示すものがない・・・。バスの前に行き先らしき文字が書かれているが、英語があるのとないのと・・・。英語があってもどこだか全然わからないものばかり・・・。歩き方の地図にはない地名かな・・・?
もう聞くしかありあmせん。朝ごはんのパンと水を購入。そこのおじさんに聞いたら・・・→???。
完全にわかない様子・・・。ダンブッラという場所は知っているが、どうやって行けばいいかはわからないみたい・・・。買い物に来た運転手さんらしき人にも聞いてみた。→???。えー、わかんないの?どうやらクルネーガラに行くバスはないらしい・・・。運転手らしき人は困った挙句よくわからん地名を言い、私はよくわからんバスを指示されて、ターミナルの奥の方へ行ってみたが、ごちゃごちゃバスが止まっているだけで、ますますわからん・・・。

今度は近くの真面目そうなお兄さんに聞いてみた。
困ってる・・・。またですか・・・?
結構考えてから、お兄さんが出した結論は「一旦コロンボのバスターミナルへいき、そこからダンブッラを目指すべき!そのほうが早い!」という方法だった。
もう、わからんから ちょっともどるけど、お兄さんの言うとおり、コロンボへいくことにした。
コロンボまですげーローカルなバスで1時間ほど・・・。すでにちと疲れてきた・・・。

コロンボのバスターミナルで降りたはいいが、またもやどのバスに乗ればいいのかがわからない・・・。近くにいたポリスのような格好をした公的な人にダンブッラに行くバスはどれですか?と聞いてみた。
なんとポリスメンは、私たちが今バスから降りたところを指差してあそこで乗るんだよ。というではないか・・・。ウソでしょ~。たぶん違うでしょう~。察しのいい私は違うおじさんに聞いてみた。
それは反対側のバスターミナルだから、そこのトゥクトゥクに乗っけてもらいな!みたいに言われて、のせられた・・・。
反対側の場所、確かにトゥクトゥク出来て良かったかも・・・。近いけど人がいっぱいだし、案内してもらったほうがいいわ・・・。よかった~。と思ったら、バス停にいたおじさんが「ここじゃないよ。あっちだよ」とトゥクトゥクの運転手さんに言っているみたい・・・。運転手も「なんだよそれ~」みたいな顔になってる・・・。結局おんなじ場所に戻ってきて・・・、なんかすげー悲しい顔してるから、チップ程度のお金をあげて、またもや自力で探す旅へ・・・。
バス停を一つ一つ回りながら、おじさんに聞いてみた。そしたら、「もっと奥のほうだよ」と指を指された。「本当かよ・・・?みんなテキトーなこと言って、あんたもそうなじゃないの?」そんな完全に人間不信な私は、しかしどうしようもないので奥まで進んだ。バスにダンブッラって書いてないか見ながら進むと、若いお兄ちゃんが声をかけてきた。ダンブッラに行きたいと告げると、「このバスだよ!」と言う。行き先全然違うじゃん・・・。「リアリー?アイワナゴートゥーダンブッラよ」と何度か、何人かに確認。隣に座ったお兄さんにも確認・・・。どうやら行くらしい・・・。でも、終点じゃないらしい・・・。
しかも「歩き方」やさくら情報のクーラー完備の快適なインターシティーバスではないみたい・・・。クーラーなし、時刻表なし、混みこみになるまで出発しないタイプのチョーローカルバスみたい・・・。
乗っていてすぐにわかったが、このバスはどこでものせるし、どこでも下ろしてくれるバスみたい・・・。バスが止まると、添乗員のお兄さんが大きな声で「○○いきだよ。乗る人いないかい?」みたいに叫んでいる。すでに混みこみなのにまだお客さんを乗せようとする・・・。だから普通の道路で、いきなり人がのてきたりする・・・。パイナップルを売ってるおじさんが乗ってきたり、雑誌を売ってるお兄さんが乗ってきたりもするんだけど、いつの間にか降りていなくなっている・・・。テレビがついていて、スリランカの?ドラマみたいなのとか、ミュージックビデオみたいなのが、ずーっと流れている・・・。
不思議な空間・・・。あっつい空・・・。慌ただしい空間・・・。狭い空間・・・。埃っぽい空間・・・。
これに乗ること5時間ノンストップ。
トイレ行きたくならないように水も飲まず、のど飴を2つほど食べただけ。あとはこのバスが本当にダンブッラ方面に向かっているのか、たまに出てくる標識をチェックしながら、たまに眠気に襲われながら、なんとかなんとかたどり着きました。

なんせ自分が今どこにいて、どこが自分の降りるべき場所なのかがわからないんだから大変です。添乗員さんに「ダンブッラに着いたら教えて欲しい」と言ったが、それどころではない感じで、行ってしまった・・・。
隣にいたおじさんたちにダンブッラはまだですか?と聞きながら、なんとかかんとか降りることができました。

ホテルに着いたら、ホッとして・・・。5時間の劣悪なバス移動に体も疲れたが、それ以上に精神が・・・。「ま、いい思い出だね・・・」と父上と苦笑い・・・。
夜はスリランカ食ライス&カリーをいただきました。辛かったから明日は下痢だな・・・。
すごい国だわさ・・・。

スリに遭うかも知れないし、父上も連れているので、精神的にいっぱいいっぱいで写真など撮る暇も余裕もありませんでした・・・。バスもう乗りたくね~。
でも、5時間乗って、260円とかだったよ・・・。家から鶴川駅いくにもそんなに変わんないぞ!15分でつくけど・・・。まったく・・・。

でもダンブッラの夜の写真撮ったのに、取り込んだと思って消してしまったわ・・・。残念無念・・・。明日からいよいよ観光だ!

1 件のコメント:

  1. おいらなら確実にサクラ姉を恨むね。しかし、ポジティブしげるがいるから「なんくるないさ~」なわけね。ホコリっぽいバスいやだわー  喉やられたわー  夜中にバス押したわー  もうできねーなー  若くないんだなー  一か月もつのかねぇ。ま、どーでもいいけど

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