2014年5月7日水曜日

ヘリパッドツアー with 儀保さん

お昼前、儀保さんがすぐ近くにあるヘリパッドに連れていってくれました。もちろん米軍のヘリコプターが離着陸の演習をするためのものですから、演習場の中にあります。ここは、高江の中にある演習場ではなく、演習場の中に高江の集落があるので、他の基地のようにフェンスがあって、はっきり境がある訳ではありません。山には入ってはいけないのですが、フェンスがないので、入れちゃうわけです。ということで、山を歩いていると、たまに米兵に遭遇することもあるそうです。
今日行ったヘリパッドは、今回建設反対運動をしているものとは違い、ほとんど整備されていない、山の上にある一見ただの広場でした。訓練なので、そういったただの空き地に着陸することも想定しているそうです。

県道の脇に「LZ(ランディングゾーン)10」と書かれた看板があり、そこから脇道を10分ほど登って行くと、広場がありました。よく山にある普通の開けた、そんなに大きくもない広場です。
グーさんが、「やまとさん!」と呼ぶので、振りかえると、手に汚い袋のようなものを持っていました。近くで見ると、なにか食べ物が入っていたような袋の残骸でした。2人で「これは米兵が訓練で使用したものだ」と話しました。さらにグーさんは、英字で書かれたタバコの空き箱も発見しました。すげーなグーさん!

帰り道、ジャングルを歩いていると、どこからか米兵かハブが出てきそうで怖かったです。しかし、見方を変えれば、鳥の声がひっきりなしに聞こえる、山原特有の花も咲く、素晴らしい登山道です。ヘリパッドからは、「伊湯岳」という沖縄で2番目に高い山(多分と言っていた)の頂上が見えました。そこには鉄塔がたち、アメリカ軍の通信施設があるんだそうです。「頂上に登ったら、いい眺めが見られそうだなあ~。」と、なんだかもったいない気持ちになりました。せっかくの美しい自然が、怖い場所になっている現状…。まったく…。

1 件のコメント:

  1. 髪の毛長! それでいいのか、それで平和を守れるのか! おいらは散髪しま~す。

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