阿波根昌鴻さんのインタビューやら、映画「沖縄」など、伊江島に関する映像をいくつか謝花さんに見せてもらった。やっぱり「阿波根さんはすげーなー」と思った。なんかちょっと気になった言葉を思い出して書いてみる。
・日本は、バカ親父(日本政府)が大事な娘(沖縄)をバー(アメリカ)に売り払い、その金で酒を飲んでいるようなものだ。何が独立だ!何が金万だ!
日本が真珠湾を攻撃しなければ、アメリカは来なかった。だから、日本が悪い。
米軍は鬼畜だと教えられた。私はそうではないと思っていた。しかし、家を壊され奪われて、やはり「鬼畜だ」と思った。そして「私たちは人間になろう。」と考えた。私たちがアメリカ人を人間にしよう。「導こう」と考えるようになった。アメリカ人はとても素直な人たちだった。話を聞いて共感してくれた。でも、「私は軍人です」と拒否された。戦争とはそういうもの。軍人になったら、おかしいとわかっていても、人殺しをしなければいけない。
アメリカ人は、勉強していた。だから、私たちはだまされた。お金をたくさんくれるからと、自分たちの土地を手離した。しかし、アメリカ人が持ってきたお金はわずかだった。
頭の勉強&心の勉強が必要だと思った。
頭の勉強だけだとアメリカ軍のようにだます人になる。
だから、頭の勉強だけでなく、心の勉強をした。頭の勉強は東京で、心の勉強は京都でした。
京都で学んだ詫びあいの心
=平和の道、福祉の道、幸せの道
他を攻めず、共に生きていく「詫びあいの心」と出会った。
・剣を持つくには、剣に亡ぶ(聖書)
・基地をもつ国は、基地で亡び、核をもつ国は核で亡ぶ。(歴史)
アメリカの幸せを考え、話をすること。
そのために自分たちが道理を学び、実行すること。憎いアメリカではなく、同じ生きる人間として、共に幸せになるために、私たちの土地を返してもらい、自国へ帰るよう話をした。
ベトナム戦争中、伊江島はベトナムへむかう兵士の訓練場だった。伊江島にもベトナムにも、そしてアメリカにも、私にも、あなたにも子どもがいる。同じ子どもが殺されている。ベトナム戦争をやめるよう話をした。
アメリカん花ん
真謝原ん花ん
土、たゆて咲ちゃる
花んちゅらさ
(アメリカの花も)
(マジャバルの花も)
(土を頼って咲いている)
(花の清らかさ)
ヒンスウ(貧乏)やぬ庭ん
カニムチ(金持)やん庭ん
えろばずに咲ちゃる
花のみごと(美事)
(びんぼうの庭も)
(金持ちの庭も)
(差別せずに咲いている)
(花のみごと)
伊江島の百姓でだった野里竹松さんの詩です。
土地は大事。キレイな花もさく。なぜそこで人殺しの練習をするのか?
花は誰の庭でも咲く。金持ちの庭でも、貧乏人の庭でも咲く。私たちは花のような心でなければならない。
団結道場の壁に書かれたこのうたを見た米兵が、感激し、感動して英文にした。そして、その英文は団結道場に残っている。
集団自決を見て、沖縄に天国はない。そして、神もいない。キリストも仏陀も、神様ではない。しかし、その人たちの生き方を学んだ。その人たちの生き方は平和だった。キリスト教、仏教、イスラム教と学んだ。
みんな助け合い、励まし合い、平和に生きていた。
本当の幸せは、みんなにありがとう、お世話になりました。と死んでいくこと。平和に生きてきた人だけが味わえる。
今私が持っている茶碗は、生まれたときから何も言わない。死ぬまで奉仕しつづける。
王様の口でも、こじきの口でも、嫌がらない、拒否しない。私はこれも神だと思う。助け合い生きる人は天国に生きる人。奪い合い、人殺しをして幸せだと生きる人は、地獄に生きる人。
さて、私は阿波根さんが80才越え、「花の心」と名付けられたあのうたを嬉しそうに聞いていた映像を見ました。このうた憲法にすりゃあいいと思うんだけどなあ…。誰か、こっそり入れてくんないかなあ~。
長!長いよ!話が長い人ホント嫌ーい あ!阿波根さんのことではないからね。大和ん人
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