玉城長正さんという方がN1テントにいらっしゃいました。山原の森を歩き回り、動植物を観察、研究されている方で、新たな植物や鳥動物を発見もする、山原の森を知り尽くした方です。
米軍の演習場や今回のヘリパッド建設にも人間だけでなく、動植物にとっての環境破壊の観点から、強く反対の声をあげている方です。
そんな玉城さんは今朝、琉球新報&タイムスの記者やカメラマンを連れて、ノグチゲラという鳥の観察会を開いていました。ノグチゲラは、キツツキの仲間で、天然記念物&絶滅危惧種です。木に穴を開けて巣にしますが、今は栄巣期間が進み、ちょうど雛が巣立つころだということが玉城さんの観察からわかったんだそうです。
私たちも何度かN1テントで見かけている鳥ですが、玉城さんが言うには、鳥業界では、ものすごく貴重な鳥で、米兵でノグチゲラを見るために北部演習場での勤務を希望した人もいたくらい…。世界的に有名な鳥なんですって!
ノグチゲラは、イスノキという硬い木にも穴をあけられる硬い硬い嘴を持っています。入口に直径5センチほどの穴をあけ、まず奥に50センチ(中はもっと広い)、雨が下に流れるよう斜めに穴を彫ります。次に70センチ下に穴を彫るんだうです。ずいぶん大きい巣ですね。
「コンコン コンコン音がするのは、それでなんですね~。」と easy な反応をしたら、「それは違うんだよ。」とうれしそうに話を続けてくれた。
何でも、他の鳥は繁殖期、求愛をするときは、鳴いたり、羽を広げたり、踊ったりするやつもいる。しかし、ノグチゲラは「ドラミング」といって、木の幹をつつく音やそのリズムでアピールするらしいのです。ノグチゲラのメスは、オスのドラミングで相手を決めるわけですね。
そう考えると、朝の鳥たちの発する音や姿は、まるで音楽だな…。芸術的だな…。だって求愛の歌に演奏にダンスだよ!みんな生きてるんだなあ…。なんてね…。
問題は、もちろん「北部演習場」&「ヘリパッド建設」「およびオスプレイ」です。こんなに素晴らしい芸術がなくなってしまうなんて…。日本はバカなのか、アホなのか…。クソなのかウンコなのか…。まったく…。
「若者が悪い。ちゃんと考えないし、なにも言わない。今の時代パソコンでなんでも調べられるのに…。わたしだってホームページつくってるのに…。やる気がない。これからはあなたたちの時代ですよ!そうでしょ!」笑いながらズバッと言われた。よく聞くセリフだが、ズバッ!グサッ!っとくるぜ!
「すいません。」としか言えませんでした…。高江に行って、「行って来たぜ!」と満足してたらいかんのだね。「いい話聞いたなあ~。」「勉強になったなあ~。」といい気になってたらいかんのだね。
ちびまる子ちゃんの野口さんがケラケラと笑うのはここから来ているのか。ノグチゲラ
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