①近鉄奈良線を乗り継いで、吉野行きの電車に乗ってたら、橿原神宮前という駅で通学中の高校生がたくさん乗ってきた。
女子高生がみんなひざ掛け(軽い毛布みたいなやつ)を持参していて、ひざにかけて座っている。
なんかあまり東京では見ない光景だが、そこまで寒いわでもないのに変だなあ・・・。奈良ぼ文化かなあ・・・。と思っておった。
そしたら、
確かに、なんかこの電車寒い・・・。ずっと乗ってると膝が冷えてくるのだ・・・。
様子みながらちょっと考えていたら、段々、なんでかわかったきた。
待ち合わせや乗り換えの時間調整のためなのかわからんが、各駅での停車時間が長いのだ。たまに5分とか停まっちゃったりする。5分とか停まっちゃうのにドアは全部オープンなまま。朝の空気は冷たい。こりゃあ冷えるわ!
よし、朝 吉野に行くなら、ひざ掛けが必要だな!
②吉野からの帰り。電車に乗りながら、目の前にいる親子が話をしているのを見ていたら思い出したことが・・・。
小田急線に乗って新宿へ行く途中、近くに 父(30代前半) + 息子(4・5歳)の親子が目の前にいた。
息子は窓の外を眺めながら、父親は携帯をいじりながら・・・、二人はおしゃべりをしている。
息子:電車速いねえ。
父:そうだねえ。速いねえ。
息:何キロぐらいだろうねえ。
父:100キロくらいだよきっと。
息:じゃあ、新幹線は何キロぐらい?
父:あれは180キロくらいじゃない?
息:そんなに速いの?○○くんちの車は180キロでる? (名前忘れた)
父:180キロ、でるよきっと。
息:えー、じゃあ180キロで走ろうよ!
父:ダメ、危ないし、車が壊れちゃうよ。それにそんなに速く走ったら曲がれなくって、すぐ壁にぶつかっちゃうよ。
息:何で180キロ出せるのになんでダメなの?
→ これいい質問でしょ!オレも聞きたいわ! なんでそんなスピードの出るエンジン作んのよ!それでスピード違反とかやられると腹立つよね!オレもうこの辺から親子の会話に釘付け・・・。
父:180キロ出せる車で、180キロ出してたら、壊れちゃんだよ。わかる? ○○くん、うちから△△スーパーまで、思いっきり走って行ける?
息:いけるよ。○○くん速いもん。
父:おもいっきりでずっとだよ?歩いちゃいけないんだよ?
息:ずっとは無理かも・・・。
父:でしょ?じゃあ、はや歩きくらいだったらどう?いけそう?
息:はや歩きなら絶対いけるよ。
父:でしょ?○○くんもずっと思いっきり走ってたら、疲れちゃうし、転んで怪我しちゃうかもしれないじゃん。車もおんなじでさ。180キロ出せるからって、ずっと思い切り180キロで走ってたら、疲れるし、エンジンも壊れちゃうんだよ。それに、180キロも出してたら、速すぎてハンドル運転できないんだよ。壁にぶつかっちゃうね。
息:じゃあ、新幹線はどうしてぶつからないの?
父:新幹線とか電車は線路があるでしょ。もう道ができてるから安心なんだよ。線路は少し曲がってるところもあるけど、だいたいまっすぐだしね。
息:じゃあ、ハンドルいらないの?
父:そう、アクセルとブレーキだけ。
息:じゃあ簡単だね。
父:そんなことないよ。電車って長くて重たいでしょ?長くて重たいものを、ちゃんと出発させて、ちゃんと止めるのは難しいんだよ。長くて重たいと、すぐには動かないし、すぐには止まれないんだよ。ホームに止まらないとお客さん乗れないからね。ちゃんと訓練しないと電車は運転できないんだよ。
息:へえ、どこで訓練するの・・・?
父:訓練をする場所がちゃんとあるんだよ・・・。
プシュー!
永遠と続きそうな やり取りが、途中の駅で降りてしまったので続きは聞けなかった。でもお父さんすげーなーって感心しながら、聞いておりました。
オレだったら、「そうだよね、なんでそんな車つくるんだろうね?オレもおかしいと思うよ」という風に答えていたな・・・。と反省・・・。
人間はこうして学び、力をつけていくんだな。こうして学んでいれば、もっと知りたくなるはず、どうして?どうして?に誠実に答えることから、学ぶことの楽しさや嬉しさが始まるのでしょう。
こんなこと考えているオレは、やっぱすげーな!
いやはや それにしても、
知識は大事だ。人生を豊かにする。
そして それを伝え、共有するのが大事だ。今度はみんなが豊かになる。
そしてそして、親子の会話も大事だ。愛が深まる。
もうすぐ冬だ・・・。
何だか実践報告みたいですね。後悔研で報告したらどーですか。うんうん
返信削除いのさん
返信削除後悔研なんてあるの?なんて後ろ向きな会!お前 怒られるわ!
オレの研究はめちゃくちゃ前向きだわ!