慣れないテントで寝不足の大人たち…。
いや、まてよ、ハジメさんはテントの半分近くを占領し、気持ちよさそうに寝ていたか…。
いやしかし、ドライバーなんだから、ハジメさんはいたわらないといくないよ…。しゃーないね。
いやいや、まてよ。のりさんも難病を抱えているんだった…。この男こそ、いたわらなければ…。ビール飲んで咳き込んでいるこの男こそ…。
そんな中年たちが、まだまだ熟睡の頃…。天才アリちゃんは、5時過ぎに起床。
しばらくは、なっちゃんが母として対応するが、さすがに力つきそうだったので、6時すぎからは私が天才アリちゃんに遊んでいただくことに…。お母さんって大変だよね~。
元気いっぱいのアリちゃんは、イスを並べて「これ電車ね」「ゆうしはお客さんね」「私は運転手さん」「ミラくんはお客さん」「じゃあ切符はこれね」「はい、ゆうしは見せてください。」「はい、乗ってくださーい」「どこにいきますか?」とどんどん話が進んでいきます。
「そうだなあ~。動物園にいきたいなあ~。」とお願いすると、電車が出発。すぐに右前方からキリンの頭が見えてきます。「うわ~。キリンが葉っぱ食べてるね~。」「葉っぱがいっぱいあって、いいですね~。」なんて話をしていると、続いてゾウ、パンダ、コアラがでてきて、それぞれバスの中から話しかけたり、手を振ったり、エサをあげたり…。
駅に着いて「楽しかった~。ありがとうございました。」って言って電車を降りたら、「じゃあ、今度は私がお客さんね。ゆうしは運転手さん。」ミラくんについては触れられず…。所詮くまのぬいぐるみだな…。
ということで、再びほぼ同じ内容の動物園めぐりを行いました。
駅に帰って来て、「ありがとうございました。」とお客さんたちにお礼を言うと、「あ~、お腹すきましたね~。」とアリちゃんが芝居がかった調子で言うので、イスの配置を変えて、お家にすることに。
キッチンではアリちゃん母さんがご飯を作ってくれたのでおいしくいただきました。
オレはお父さんだっけか?ミラくんもなんかだったと思うけど、忘れたわ。
中年たちが起きてきてからも幼稚園の朝の会が始まったり、電話ごっこをしたり…。いやはや、アリちゃん先生って楽しい人だわ。
驚いたのは、2回目の動物園から帰って来て、お家ごっこに入ろうとしたとき。気になったので「ミラくんは運転手しないの?」とつぶやくと、アリちゃんが「ミラくんは運転手さんできないからいいの」と言ったこと…。
アリちゃんは何でそんなこと言ったんだろう…。
・ただこの遊びに飽きただけなのか…。
・それとも、お家ごっこという新たな遊びを思いつき、ただただ早くやりたいだけか…。
・それともそれとも、ミラくんのこと、本当は嫌いなのか…。
・いや、運転手とお客さんの掛け合いで進んでいく(それがないと成立しないし、おもしろくない)この遊びの特性を、完全に理解し、ぬいぐるみのミラくんには荷が重すぎるとわかっての優しさ発言なのか…。
よくわからんが、そんなこと考えるのって疲れるからやめる。楽しきゃいいの!
起きてきたなっちゃんに「ゆうし何で汗だくなの?」と笑われた…。
くそっ!
いや、アリちゃん!一緒に遊んで楽しかったぜ!
このありさんって、天才なのかな??話の展開がすごいですね。何だか読ませていただいて疲れてきましたが・・・。それにしても、大和ん人さんは、子どもとの関わりや、見方がすごいですね。幼稚園の先生とかむいてるんじゃないですか??まるでレポートみたいでしたね。 うんうん。
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