3日目、朝から「八幡町」の荒馬運行が行われ、踊りに参加させていただきました。
宮城教育大学の、たしか「びっきー」という民舞サークルの若者たちがたくさん踊りに来ていたので、私たちも気軽に参加することができました。
いきなり馬をつけて踊れるなんて・・・。ラッキー!
しかし、荒馬とは、むちゃくちゃ疲れる踊りですな・・・。
歩いては踊り、また歩いては踊り。
今別町の中を踊りまわるのですが、1回踊ると息がぜーぜー(1分くらい)。
汗がダラダラ垂れてくる・・・。
5分くらい歩いてまた踊る・・・。その間に呼吸を整えておかないと、とてもじゃないけど踊れない。連続で踊るなんて・・・絶対無理・・・。
それぐらい激しい踊りだから、途中で馬を交代しながら進んでいきます。
途中で馬を交代したので、暇になりました。
そこでスーパーかいと+小学生に「はねと」を習うことにしました。
「はねと」というのは、馬と手綱とりのまわりを、扇を持ち、「らっせーらー らっせーらー」と言いながら、踊り続ける踊りで、いわば盛り上げ役という感じでしょうか・・・。
八幡町のはねとは、ちびっこたち(小学生)8人くらいだったので、オレもそこに入れてもらうことにしました。「いーれて!」って感じ・・・。
しかし、まずは習うところから・・・。
不器用な32歳のおっさんなので、はじめは動きがギクシャクして、みんなに笑われたり、子供たちには「おさるさんみたい~」と笑われながら、踊っていました。
ちびっこたちと踊るのは楽しかった~。みんな疲れているのに休まないし、たいしたもんですわ・・・。
全部で6時間くらい踊りまわりました・・・。
が、帰ってきて、本気でぐったりしている中年の健康状態を知ってか知らずか、元気いっぱいの子どもたちは、「おさるさん、おにごっこしよう!」と声をかけてくれました。
フラフラになりながら・・・、完全に一人狙いされながら・・・、それでも子どもたちとあそんだり話をするのは楽しかった!荒馬より楽しかった・・・。いや、荒馬の方が楽しかった!
そんなぐったりな午前中を終え、おいしいビールを飲み、少しだけ昼寝をし・・・。
夜は「今別荒馬保存会」の荒馬運行がありました。
うーん・・・。いけるのか?踊れるのか?
いや、行くしかないでしょう!
夜はひたすら「はねと」でした。
エキスパートな大人がたくさんいて、オレより全然年上なのに、本気!手抜きなし!
負けるわけにはいかねえ!負けじと頑張りましたが、かなり疲れたな~。
夜の町を、ひたすら「らっせ らっせ らっせーらー」と声を張り上げながら、跳ね続ける3時間・・・。
こんなにおいしいビールを飲んだのは初めてです。
しかし、「はねと」は最高です!踊りが楽しいのもそうですが、はねとには役割があるのです。
「ぎょうさん」というスペシャルな方が教えてくれました。
馬の人たちは激しい踊りを一生懸命踊っているので、掛け声など出せない。
だから、はねと が踊り手(馬+手綱とり)のまわりを掛け声をかけながら舞う。
そうして盛り上げる大事な役割があるんだ。お客さんは馬を見ているかもしれない・・・。
でも、馬が気持ちよく、リズミカルに、思い切り踊れるように、はねとは頑張らなきゃいけない。
かっこいいっしょ!めちゃくちゃ かっこいいでしょ!
踊り手もはねとも、太鼓も笛も、先導する人も、ねぶたを押す人も、みんなで作る、みんなで盛り上げる踊りなんですな・・・。目立つからって「馬!馬!馬!」って言ってちゃダメなのよ。
ビールおいしかった~。
そして、そんな踊りの一番熱い写真がありませぬ・・・。
あの素晴らしい笑顔は心にやきつけておくね。
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