本日は那覇からバスで名護まで、移動の1日でした。
バスの中、いい歳60前後の外国人観光客が4人。そのからだ同様、どでかいスーツケースで2人がけの椅子を4つも占領。さらにこれまたどでかい声でしゃべっていて、いやー、さすが外国の人はつえーなーと思っていたら、急にドタバタ降りていった。しかも支払いと移動にたっぷり5分以上かけて…。
運転手さんは、英語で話しかけられまくり、すべてをジェスチャーで大変そうでした。料金のことだけならよかったのに、両替というシステムに慣れていないようで、とにかく時間がかかりました。さらにはっきり言ってアホだなと思ったのは、はじめのおばさんが長い時間かけて説明してもらい、やっとクリアしたのに、そのあとの3人もみんなおんなじことで、おんなじだけ時間をかけ、結果は5分ごえ…。
何故そうなったのか…。私はイライラしながらしっかり見ていました。簡単です。前の人の苦戦を見ていないで、ずっとしゃべってるからです。だから、また一から困り、運転手はジェスチャーを繰り返し、両替で戸惑い、5分を超えるわけです。そりゃ5分かかるわ~。
でも、外国の人が皆そうな訳ではない。一人乗っていた若い男性は、しっかり地図を確認して、お金も5駅ぐらい前から握りしめていた。わかる~、その気持ち~。若いカップルも同じだった。両方ともそれぞれ20秒かからずに降りて行った。
世の中には色々な人がいるってことかな。
そういえば、むかしむかし、通信教育のスクーリングで担当していた大学の教員が大きな声で吠えていたのを思い出す。
若いやつのマナーが悪いとか、教育がなっていない、甘やかしすぎだとよく言うが、それは嘘だ!電車に乗って携帯でしゃべっているのは、だいたいが50を越えたおじさんだ。仕事かなんだか知らないが、決していい見本にはならない。若者はよく席も譲る。もちろん譲らないやつもいる。でも、そればかりが目だって批判されるからいけない。大人は仕事だからしょうがないと言い訳したりする。若者を批判する権利、おじさん連中は自分も含めてよく考えろってことだ!
熱い先生でおもろかたなあ~。
いやしかし、沖縄の運転手さんは素晴らしい!やさしいし、我慢強いし…。
名護からバスに乗り換えたが、途中バス停に止まった。おばあちゃんが一人バスを待っていたが、どうやら乗らないらしい。バスが違うんだなあと思っていたら、運転手さんが声をかけた。「どこまで行くんですか?」おばあちゃんがバス停の名前を告げる。「停まるから、乗ってくださいね。」と運転手さん。おばあちゃんが再びバス停の名前を告げ、確認する。やっぱり行かないと思っているみたいだ。運転手さんが「これは本部を回って行くから、停まるよ。乗ってくださいね。」と経路を説明して、丁寧に確認した。おばあちゃんが「すいませんね。お願いします。」と言って、ゆっくり乗ってきた。両手に買い物袋を持っているが、手をつかないと階段を上れない。右手の荷物を3段目に置いて、右手をつき1段上る。右手で荷物を上に置いて、また、手をついて上る。「はいありがとう。出してください。」と言って席にむかうが、もちろん席に座るまではじっとミラー越しにおばあちゃんを見ている。ゆっくりゆっくり、2分ほど停車してバスは出発した。
東京にいて、仕事してたらイライラしただろうなあ、と思った。レンタカーにくらぶれば便利ではないが、バスに乗るのもいいもんだなあ、と思った。
琉遊というゲストハウスに着いたが、とても素敵な宿です。長いので割愛するが、とっても素敵なところです。伝わらないけど、そんな感じです。